【FCD】ファイヤー・バム【積みゲー崩し】

ゲーム感想ゲーム日誌積みゲー崩し
タイトルファイヤー・バム
ハードファミリーコンピュータ
ディスクシステム
発売日1988/2/1
ジャンルアクションRPG
発売元ハル研究所
開発元ライブプランニング

ゲームについて

まだパブリッシャー(発売元)として活躍していたハル研究所が発売、なんとなくピンボールの印象がある後のカゼが開発のアクションRPGです。
そもそもプレイする手段がディスクシステムしか無く、VC化や移植もされていないみたいなのでそもそも遊ぶ手段が乏しい…という本作。

ところでパッケージをよく見ると手が大きくてちょっと不気味…不気味じゃない?
いや、よく見ると顔も…。
Wikipediaによると同じハル研究所の「メタルスレイダーグローリー」でもおなじみの☆よしみるさんがデザインで参加しているみたいだけど、どれくらい関わっているのだろう?
(スタッフロールを見る限りアニメーション関連みたいですね)

遊んでみた

起動!まずタイトル画面が…

…の前にB面へのディスクチェンジを求められる。
タイトル画面の後にB面にするゲームは結構あるけど、このパターンは珍しいような…。

ヨシ!ゲーム開始!

…の前にA面へのディスクチェンジを求められる。
A面にタイトル画面を入れたいという思いは当然開発者にもあったと思うのですが、苦渋の選択だったんでしょうねえ。

まずは完全初見プレイ

ひとまずゲーム中の情報だけで彷徨う模様をお楽しみください。

ゲームを開始すると…特に説明もなく謎の恐竜ちっくなモノが存在感を放つ空間からスタート!
攻撃…もできないみたい。
外に出ると普通に民家な模様。
…村かな?

しかしこの村もめぼしい建物はこれしかなく…
そこそこ広い空間でループしている感じ。

STARTボタンでゼルダっぽい装備選択画面。
だんだん装備が埋まっていくんですね。これは分かるぞ!

村を歩いていても、民家の外には1つの扉があるだけ。
この扉に入ると森のようなエリアに移動。

このエリアだと敵も出てくるみたいで、ジャンプと攻撃の挙動を確認。
ジャンプは助走をつけると遠く高く飛べるタイプ。
そして空中制御は全くできない…(この時はそう思っていた)
この時代のアクションゲームにしてはそこまででもないかもですが…それなりに操作のクセが強い!!くらいの感覚。

森の中にも扉を発見!
とにかく入ってみようぜえ…。

店主は恐竜なのか…。
最初の民家にもそんな感じなのがいたしここは恐竜の村なのだろうか…。
主人公は拾われた子なのだろうか…。
そしてお金が足りなくて買えない…。

外にも店があったので入ってみたら、最初から売り切れでしたとさ。
どういうことなの…?
ゲームが進行すると補充されるのかな?
ときに店主さん、さっきの人とヘアスタイルがちょっと違うね!

そしてそんな謎の森の中にあってひときわ謎なゲートがこちら。
入るぞ!

あ、はい。

ええ、何何??強制スクロール???
どうやら風が吹いているらしくすごいスピードで押される!!!

めっちゃ敵に当たる…!!!
楽しげな音楽とともにものすごい速さで走り続けてる…!
これはループじゃな?

敵以外めぼしい物もなく走り続けて何ループ目か…。

突如遷移!

そしてボス戦!
ナンデ???
というか全然ライフ無いよ!!
スプライトがチカチカしてるからスクショだと欠けてるけどデカいよ!

殉職!!!!

でもこのゲームは基本的にその場復活!
ありがたい!!!

なんかダメージくらい続けてたら勝った…。
初期装備のナイフは常に前方向に攻撃判定があるようで…そのおかげかな?

戻るとなんか演出が!!!
静止画だとよく分からないけど真ん中の線を境に左右がスクロールしてる!!!
なにこれ怖い。。。。

そしてセーブの方法が分からん…!

このゲーム全体的によく分からなすぎる…。

説明書を見てからプレイ

いや、この時代のゲームは説明書でゲーム内で語られないストーリーやらシステムの補完をしているはず…。
という事で見てきました。

ストーリー

ストーリーを確認すると、どうやら主人公であるバムとその一族は炎使いらしく…村はバムの外出中に「ドメス」と呼ばれる連中に滅ぼされてしまい、バムの家以外の建物は無くなってしまったそうな。
そして残されたバムの家には魔物に変えられた両親…両親!?
復習に燃えるバムの物語が始まる…という感じらしいです。

母親に話しかけると全回復。

父親に話しかけるとセーブ。

真下だと反応しないのかあ…どおりでね…。

基本システム

ステージ構成は思ったより単純で、
「村」「森」「ドメスワールド」に分かれている模様。
あの疑似強制スクロールの場所がドメスワールドねえ。

で、ドメスワールドでボスを倒すとドメスたちが封じていた森のエリアが展開されて広くなり、村にも人と建物が戻ってくると。
これを繰り返す、理解した!

ちなみに森のショップが初めから売り切れだったのは後から追加されるとかではなく、最初の店で「マークペーパー」という魔法使いの証明書を買う事で…

無事商品が陳列されるらしい。
「お前には売ってやらねーーーーー!!m9(^Д^)プギャー」状態だったという事ですね。
(証明書を金で売るのはいいのか…?)

理解したところで改めてプレイ

基本的にドメスワールドでボスを倒して、展開された森の新しいエリアの店で武器を買い、次のドメスワールドへ…という流れ。

敵によって効く武器と効かない武器があったり、盾や靴も単純な上位互換でなくそれぞれ効果の違うものなので都度切り替える形。

武器以外に常に効果を発揮するアクセサリー的なものもあり、特にこの羽のような「ウィング」は空中で方向転換ができるようになるというスグレモノ。
…説明書で効果を見るまで気づかなかった…!

イメージ的にはアイテムをダンジョン内でなくショップで買うようにしたゼルダ…みたいな?(向こうもショップで買うこともあるけど)

システムを理解すれば、ボスを倒せば全回復、雑魚敵は必ずドロップアイテムを落とすなど優しさも多いので難易度はそこまで高くないという印象。
特にボスの体力が全体的に低く、適当に攻撃していると倒せちゃったというケースが多かったような。(ラスボスすら…)
まあこの時代だとラスボスが一番弱いというのはそこそこあるパターンかも…。
あとは途中で手に入る飛び道具を跳ね返す盾「リフレクトガーダー」が飛ばすものなら何でもかんでも無効化するという超性能を誇っているので、これも難易度低下にかなり拍車がかかっている要因なのではと。

ただ倒し方が分かるまでは苦戦することがままあり。
先述の通り敵によって効く武器が違うので試行錯誤が大事なのはいいバランスなのかも?
理解するとそれがすごく楽しい戦い方になったりするのだけど。

という事でおそらくこのゲームの見どころである、当時としては破格の高速スクロールしながらのバトルをどうぞ。
並走するという発想がなかなか無くて…。

この動画の流れは
「ボス撃破からの森展開」→「ボス数回撃破毎に発生するイベント戦」→「撃破して元の森に戻る」
という感じなのですが、イベント戦時のBGMがめちゃくちゃ不気味。
キッズのころに聞いてたらトラウマになってたと思う。

まとめ

説明書を見ればアイテムの使い方も敵も全部書いてあるので、ソフト単品で買うと難易度が爆上がりしそうな予感。
攻略サイトも全然充実してないので…。

ただシステムを理解した後の爽快感はかなり高く、そこまで行けるかが人によって分かれそうな。
あとキャラデザ含めた世界観が独特なので、合う人と合わない人がはっきり分かれそうな予感。
自分としては昨今のホラーゲームより無機質な不気味さがあってこわいな~と思いながらやってました。

ただ疑似強制スクロールのドメスワールドはボスへの移動場所がノーヒント過ぎて辛い。
見つからないと延々と体力を削られ続けて、結局よく分からないままボス部屋に飛ばされるという一番つらいパターンになるのがね…!

序盤の操作のクセと、システムと敵への対処を学び続けるという謙虚な心があればこのゲームが最大限楽しめると思います。
わたしは謙虚になり切れず若干のストレスを感じる場面もあったのでちょい向いてないくらいかも。
いや、クリアした今となってはとても楽しかったですけどね!

ではまた!BYE!

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