概要
64をキレイな画質で遊びたい…という悩みを日々抱えている全国1億人超の皆様…。
そんな中の一人である私ですが、今回RGB出力機能の追加に手を出してみました。
まず64はRGB信号の出力には対応していません。
そのため、通常はコンポジット(三色ケーブル)とS端子出力で行う事になります。
なるべくキレイに出力するためにはS端子で出力することになるわけですが、上がり目があるなら試してみたい…ということが動機の一つです。
今回の手順の良いところは、既存の出力端子がそのまま使えるところです。
外装の加工などは一切必要ありません。
なお、キャプチャに際してはデジタル信号へのコンバータを使用してHDMIへ出力する必要があるため、環境ごとに差が出てしまう事をご承知おきください。
今回は「RetroTINK-5X Pro」を使用しています。
用意するもの
- NINTENDO64本体(Amazon)
- シリアルがNUJ10~13であれば確実…という情報が散見されるので黒本体でシリアル分かるものを用意するのがおススメです
- N64RGB出力キット
その他工具類(今回使用したもの)
ケーブルは用途に合ったRGB対応ケーブルを選択ください。
今回は64の映像出力端子→SCART端子のケーブルを使用しました。
- 64→RGB出力ケーブル
RGB出力可能な本体について
日本で発売した64のうち、初期寄りのロットでないとRGB信号が基板から取れないようです。
とりあえずカラーは黒で、シリアルナンバーが一つの基準になっているようですので、中古で購入する場合はこの辺りを一つの目安として購入するのがよさそうです。
64のシリアルナンバーはNUJ1XXX…というフォーマットになっています。
このうちNUJ10XXX…~NUJ13XXX…、までであればOKで、14番代も中盤まではいけるとかいけないとか…。
このあたりは確実に言えることではないので参考までにどうぞ。
今回使用したのはNUJ11XXX…です。
手順
とりあえずキットの内容を確認。
手順書とリード線、そして取り付ける基板と絶縁テープが入っています。
手順書は英語ですが写真付きで分かりやすく、これだけ見れば十分取り付けられそうな感じでした。
分解

こちらが今回使用する64です。
このために新しく中古で購入しました。
基板を取り付けるためにボードを露出させる必要があるので、まずはこちらを分解していきます。

まずは裏返してネジを外していきます。
穴は特に塞がっていないので、トルクスドライバーで6か所外します。

こういう星形の奴です。
内径は4.5mmで、ゲームボーイのカートリッジなどで使用される3.8mmよりも少し大きいので注意です。

さて、これは外装の上側を外した状態です。
メモリー拡張パックまたはターミネーターパックも一緒に外れるので注意です。
そのせいでちょっと外し辛いと思います。
これらはメモリー拡張パック付属しているイジェクタが無いと予め外すことはしにくいですが、ネジを外した状態であれば外装上側と一緒に押し上げられて外れますのでグリグリしてあげればいいんじゃないかと。

いかにもネジが大量にあって大変そうですが、基板を取り付けるのは裏側なので全てを外す必要はありません。
写真の角度のせいで見辛いですが、このへんの14か所を外せばOKです。

ここのネジは大きめのプラスドライバーがおススメ。
ただしターミネーターパック端子の所だけは少し小さいので注意です。

こんな感じで外れます。

外れたボードを裏返します。

そしてシールドを外す。
取り付け

シールドを外した状態の左上のあたりが基板を取り付ける場所です。

こんな感じ。
穴を通したピンにはんだを付けていくわけですが、必要があるのは穴が銀色の7か所だけです。

さて、ここでボードの番号チェック。
今回は「NUS-CPU-02」です。
01~04が今回の手順でのRGB出力が可能なものですが、そのうち04の場合は配線を1つだけ多く行う必要があります。
とはいえ今回のキットに必要なものは入ってますし、手順書にもその手順が書かれているのでひと手間増えるだけです。

そんなことを言っている間にはんだ付けを行いました。
ちょっとわかりにくいですが、先ほどの7か所です。

続いてRGB信号の配線を行います(ヘタクソ…)
キットの基板の「R・G・B」をそれぞれ本体の「R8・R9・R10」に繋ぎます。
付属のリード線は長いので、必要に応じてカットしましょう。
長さ的に1本あたりの半分くらいあれば十分なので、短くなりすぎてももう半分が使用できるのがうれしいところです。

そしてこれがボードの番号が04だった場合。
基板の「CS」と本体側の「R16」を繋ぎます。
04以降の基板はC-Sync信号がそのままだと取れないらしく、このように別途繋いであげる必要があるみたいですね。

終わったら絶縁テープをカットして貼り付けます。
組み立て・動作確認

これで取り付けは完了なので、外しておいたシールドを戻します。

そして外装の下側にはめ込めば、一応この状態で動作確認が可能です。
この画像ではメモリー拡張パック/ターミネーターパックが接続されていませんが、必ず接続してから起動しましょう(1敗)
まあ接続せずに起動しても(たぶん)壊れるわけじゃないので、落ち着いて再接続してから起動しましょう。
RGB信号に不備があれば当然その色が抜けた状態で表示されてしまうので、問題がある色の配線を見直しましょう(1敗)
そもそも表示がおかしければピンの方のはんだの見直しをしてみてください。
動作確認ができたらしっかりネジ止めをして終了です。
お疲れさまでした!
比較
上から「コンポジット→S端子→RGB出力」です。
RetroTINKくんの補正がかなり仕事をしているので静止画だと分かりにくいですが、RGB出力は連続で撮影してもピクセルの色味が変わらないですね。



とたけけ箱のところだけアップにしてみる。
並びは左から「コンポジット→S端子→RGB出力」です。
よくみると草のエッジや箱のラインがクッキリしてる感じですね。

ロクヨンロゴだと違いが分かりやすいかも?

64は本体にアンチエイリアス機能が入ってるようで、デジタル信号で取り出さないとどうしてもぼやけが残ってしまうみたいです。
まあ64として出力している映像という意味ではかなり良くなったかな?と思います。
S端子でも十分綺麗ですけどね!
まとめ
と、いうことでNintendo64のRGB出力の追加ということでやって参りました。
全体的に振り返れば、若干のはんだの細かさこそあれど、そこまで手間のかかるものではなかったのかなと思います。
ただし、あくまでアナログ信号ではあり、64固有のアンチエイリアスもかかったままなので…更に綺麗に!という方はHDMI信号を直接出力する手段もあるようなので、そちらが良いのかしら?
まああくまで64が出力している映像をなるべく綺麗に!という方には最適なのではないかと思います。
ではまた…!


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