
| タイトル | ドラゴンクエストIII そして伝説へ… |
| ハード | スーパーファミコン |
| 発売日 | 1996/12/6 |
| ジャンル | ロールプレイング |
| 発売元 | エニックス |
| 開発元 | ハートビート アルテピアッツァ |

ネタバレレベル:ラスボスあり、追加要素・クリア後要素あり
ゲームについて
1988年に発売した「ドラゴンクエストIII」、そのスーパーファミコン向けリメイクです。
基本的にドラクエ3のリメイクは今後このスーパーファミコン版をベースとしている…と聞いているので、第2の原典ということになりますね。
少し前にHD-2D版リメイクが発売されましたが、SFC版を遊ばずして手は出せねえ…!と思って我慢していたり。
フルリメイクはオリジナルを遊んだうえで違いを楽しみたいタイプ。
つまりFC版を遊んだうえでSFC版を遊ばなければHD-2D版には辿り着かないのだ!長い!
「1・2」のリメイクは主にグラフィックアップといった感じのものでしたが、こちらはイベントの追加含め、「6」の次作として全体的な作り直しといった様相を呈しています。
特にファミコン版の「3」はROM容量との戦いによって、タイトル画面すら用意しないレベルだったというのは有名な話で、その分追加要素もふんだんに盛り込まれています。
以下説明書からマップとストーリーを。
基本的に構造や大筋はファミコン版と同じですね。


やってみた
さて、ファミコン版は起動するなりぼうけんのしょを選ぶ画面でしたが…。

今回はプロローグのデモから開始です!

SFC版の「1・2」でもプロローグが追加されていましたが、今回はイベントシーンも充実。
オルテガの冒険がシッカリと大迫力で描かれています。
…オリジナルはカンダタだったのにねえ。

タイトル画面あり!序章も流れる!

ゲームを始めると母親の声が…ではなく、森の中。

滝が話しかけてきます。
質問に答えるのです。

生年月日などを入力すると…

バケモンになっちゃった!

井戸を登ると村だったので、とりあえず皆殺しにします…!
しなくてもいいですが…できちゃったから…。

ひとしきり暴れたところで終了。
心なしか滝さんの言葉が突き刺さるぜ…。

と、いうことで今回の勇者の性格は「いっぴきおおかみ」!
本作はこの性格によって能力値の伸びが変わってきます。
いっぴきおおかみはうんのよさに下降補正がかかり、すばやさ/たいりょく/かしこさに上昇補正が入るタイプ。
遊ぶのは初めてだけど、セクシーギャルが強いというのは知ってます。

と、性格診断が終わったところでお馴染みの流れへ。
今日は勇者16歳の誕生日!

アリアハンも綺麗になったものです…!
ファミコン版の場合、アリアハンに限らずお城は街の中にアイコンがあったので街in街みたいな構造になってましたが、最近のドラクエ(約30年前)通り街の中に城がそびえ立っています。

さりげなく性格に言及してくるNPCや、行動・装備によって性格自体が変化したり。
結構活用されてます。

他にもちいさなメダルおじさんが追加されていたり…

ルイーダの酒場では初めに王様からの激励品として一人5つまで種を割り振って与えることができるそうな。
これはもうケチな王様とは言えない…!
この割り振りによって冒険者の性格も決まります。

> なかなかセクシーギャルのようですね

基本的にリメイク前と同じ構成にしつつ、せっかくなので新職業である盗賊を入れてみました。
盗賊の呪文を習得してから魔法使いへのルート…これだ!

戦闘画面も6より写実的な感じになったかな?
参考:6の戦闘画面


6同様、モンスターもアニメーションするように!
動きもよりダイナミックに、個性豊かになったように感じます。
まだ3D化されていない時代ですからねえ。こういうところに愛着が宿りますよね。

モチロン昼夜もあります!
5にはあったけど6には無かったものね。

あとは性格システムに関連して、性格を変える本のアイテムが大量追加!
とりあえず本棚を見たら調べてみると手に入るかも。
オリジナルの頃はタンスをはじめ、樽や壺も一部を除いて調べられなかったので、隠しアイテムが大幅増です。
しかし、便利ボタンを作品ごとに変えるんじゃない…!
1・2→6→3で便利ボタンがX→Y→X、と変わっているうえ、今回は「おもいだす」と入れ替わっているので余計な会話を覚えがち…!
6の最初も同じ理由で「おもいだす」を活用できなかったので、今回もダメそうですねこれは…。


そして冒険の方はアリアハンを抜ける頃、地図を与えて世界の広さを演出していくスタイル…いいね…。
地図も4からですからねえ。ゲーム内で場所が分かるありがたい事よ。

さらば、母なるアリアハン…!

そして本作最大の追加要素のひとつ…

みんな大好き、すごろく場!
まあ私はすごろくがあるドラクエは初体験でございますが!
みんな好きって言ってる気がするし…。
しかしこの銅像、ハッサンに似てますね。

すごろく券を渡せば1回チャレンジできるシステム…すごろく券はタンス等から拾ったり、(なぜか)モンスターが落としたり…。

1回の挑戦で振れるサイコロの数は限られているので、その中でゴールを目指します。

各マスには種類によって様々なイベントが発生。
サイコロの増減をはじめ、宝箱やタンスなども。
宝箱は普通のダンジョンと同じように、1回開けたらそのまま。
タンス等は中身がランダムな代わりに何回も開けられたり。
いいイベントばかりとは限らず、中にはバトルが発生したり、能力値が変化したり…。
挑戦するときは先頭の一人なので、油断すると普通にバトルで負けちゃうぜ!

無事ゴールできれば賞品が…

……

無事ゴールできれば賞品が貰えるぞ!
ただピッタリじゃないとゴールできないのがね…難しいのよな…。

確かに過去のカジノ要素の中ではめちゃくちゃ要素も多いし、うまくいけば能力値アップのリターン(とリスク)などもあるので何回も挑戦したくなりますねえ。
射幸心煽られちゃう…!

いやあ、遊んだね…!
では先を急ぎましょうか…。

という感じで野を越え山を越え…

セクシーな賢者だっていいだろぉ?

これはFC版で一番苦労したイベント。
道具を使うタイミングが分からなくて…。

貴重なヒャダイン先輩の出演シーンだ!

そして大魔王・バラモスとの戦いのとき!
果たしてバラモスを討ち倒して平和を取り戻すことができるのか!?

アニメーションとエフェクトがカッコいいですねえ。
というか作中の立場的にはアレだけど普通に強いよね?バラモス。

これで世界にも平和が戻るのだ…
感動のエンディングはぜひ皆さんの目で…
……
……
いや、
もういいでしょ?
リメイクだし…
更にそのリメイクも出てるし…
……。

さあ闇の世界だァ!

表現力が上がると闇の世界の常夜感が強まって良いですよねえ。

これはファミコン版からそうですが、隙あらば今後への伏線を張ってくれるのがね…いいよね…。

賢者特有の終盤における怒涛の上級魔法習得。
気持ちが良すぎる。

ドラクエ3ってRPGとしてステレオタイプ化された要素が多すぎて、特に終盤になると何をしてても感慨深いんですよね。
観光地で歴史的な遺産に触れている感覚に近いかもしれない。

そしてゾーマの城に男が一人…。
ここのイベントも厚みが増しましたねえ…。

ゾーマさんが右に寄ってない!

ゾーマ、カッコいいねえ。
ファミコン版の枠からはみ出てる感じもシステムを超えてくる感じがあって好きだったけどネ。
参考:ファミコン版ゾーマ


さて、感動のエンディングは各自確認していただくとして、改めて追加要素。
ここからは当時ドラクエでお馴染みとなりつつあった裏ダンジョンへ!
クリアしたデータのぼうけんのしょには「.ロト」の表記が付きます。

その状態で竜の女王の城の光に突入すると裏ダンジョンへ。

例によって既存のマップを繋ぎ合わせた感じですが、時たまイベントがあって結構楽しかったり。

強敵相手に強力な魔法ぶっぱなすのも楽しい!

そして強力なアイテムが普通に手に入っちゃうのも楽しい!

では満を持して、裏ボス「神竜」です。
前作の裏ボスも一定ターン数で倒すと特殊なイベントが見られましたが、今作は3つのイベントから選択できるという凝りっぷり。
しかも1回目が35ターン以内、2回目が25ターン以内、最後が15ターン以内とどんどん条件が厳しくなっていく有様。

あぶねえ…。
というか物理・魔法・状態異常と隙が無く普通に強いわ!

まあ、定石は装備増強が狙える「すごろく」→「オルテガ」→15ターンで倒せるほどの悟りを開いた者向けの「エッチな本」
ですかね。

まあ、私はエッチな本を…。

…ウソです。
イベントだけを見てセーブしなければやり直せます。
ちなみにこれ以上はやりこみが過ぎるので結局できていないという…。

中間地点まで到達して王様に話しかければ「ゼニスの城」がルーラに登録されるので、再チャレンジもちょっと優しいです。

肝心のすごろく場はレアアイテムの宝庫!
なんとファミコン版のバシルーラバグを利用しなくても「へんげのつえ」が手に入る!
オルテガ復活は…まあそのうち…!
ごめん父さん…!すごろく楽しい…!
感想
原作の要素を損なわないリメイク

元のファミコン版がシンプルなこともあり、これだけの追加要素を行っておきながらその価値を損なっていない…ような気がします。
余計な改変などは殆どなく、それでいてリメイクとして前作の「1・2」と比較しても破格の追加要素の量。
それによって「ファミコン版のリメイク」としてだけでなく「新たなドラゴンクエストIII」として独立したゲームとしての価値も生み出せている気がします。
さすがこの後のリメイクが本作を基準点としているだけのことはあります。
ガラケー版やそれを基にした移植は本作をベースにしつつすごろくなどが削除されているらしいので、要素・グラフィックを考えると第2の原点にして唯一無二感もあります。
攻撃呪文を使うのが楽しい

呪文のエフェクトが派手なのは6から引き続きなのですが、6は攻撃呪文が不遇で、腰を深く落とし真っすぐにせいけんづきをしている印象が強すぎるので、久々に攻撃呪文を思う存分使えた気がします。
まあそうでなくても3の魔法使いと賢者は一通りの攻撃呪文を覚えてくれるので、育て切ると呪文がよりどりみどりなのも楽しいポイント。
ドット時代のドラクエ集大成

ゲームシステムはドラクエとしての礎となった3をそのまま再現しつつ、タンス漁りやちいさなメダルなど、シリーズの象徴となる新要素を追加。
サウンドやグラフィックはいずれもSFC末期のクオリティ。
次回作の「7」からは3Dグラフィックが導入されることもあり、ドット時代のドラクエとしての集大成を感じます。
まとめ
裏ボスまで要素たっぷり、やはりこの時代以降のRPGはやり尽くすとカロリーが高いですねえ…。
その分隅々まで楽しませてもらえました…!
これで大手を振ってHD-2D版も遊べるというものですが、まあもう少し寝かせてから遊んでみようかと思います。
グラフィックはさておき、ゲームシステム的にはGBC版で更に進化してるっぽいのでそちらもやってみたいですね。
さて、順番的に次は「7」ですが、かなり長丁場なゲームと聞いてますので、まあ気長にやっていければいいかな…。
ではまた次のゲームでお会いしましょう…!
さよなら…!

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