タイトル | リッジレーサー |
ハード | プレイステーション |
発売日 | 1994/12/3 |
ジャンル | レース |
発売元 | ナムコ |
開発元 | ナムコ |
ネタバレレベル:一通りの要素あり
ゲームについて
今回プレイしたのはプレイステーションの記念すべきローンチタイトルとして発売された、アーケードゲームの移植作「リッジレーサー」です。
本体同時発売という事で、型番も「SLPS-00001」…なんかカッコいい。
マリオカート以外のレースゲームは得意ではなく、コースアウトしてばかりな私ですが…今回は頑張るぞ…!
ちなみに人生初のレースゲームは同じくプレイステーションの、シンプルシリーズ「THE レース」でございます。
その後「チョロQ」「グランツーリスモ」などいろいろ遊んでみましたが…どれもまともに遊べてた記憶が無いですね!
やってみた
ゲームを起動すると、ロード中にギャラクシアンが!
全撃破すると8つのマシンが追加されます…されすぎじゃない?
初期から選べるのは4種類だけなのに…しかも初見だと地味に難しいぞ…!
レース準備
コースは初級・中級・上級の3種類、その上にT.T.(タイムトライアル)と呼ばれる上級ステージのコースを使ったモードが一つ。
どれも同じ街の中で、コース毎に走るルートが違うという仕立て。
ギアの操作をATとMTから選択可能。
タイムアタックならMT一択なんでしょうが…今回はATです。。
かける音楽も選べちゃったりして、ゴキゲンな曲をBGMに走れますよ!
レース
さて、ゲームスタート。
流石に今見るとガビガビのポリゴンですが、1994年と考えると綺麗ですねえ。
アクセルのタイミングはどこ…2と1の間とか…?(マリオカート脳)
実際はタコメーターが赤にかからない程度に維持しておいて…スタートと同時に踏み込むのが良いのかしら?
なんとなく「wow!ワンダフルスタート!」って言ってくれてるし…。
噂には聞いていましたが、リアルな挙動というよりは爽快感重視な印象ですね。
そのままでも結構曲がれるし、壁にぶつかってもそこそこの減速で済むことも。
視点は一人称視点と後方からの三人称視点が選べますが、一人称視点の方がやりやすいかな~と。
システム的にはアーケードゲームにありがちな、チェックポイントごとにタイムが設定されていて、間に合わなければそこで終了というもの。
しかし…初級でもただ愚直にハンドリングするだけではなかなか1位が取れない…攻略法を探そうとするも、ドリフトなんて初歩的なことを懇切丁寧に教えてくれるサイトなど見当たらず…!
ふと説明書に目を落とすと…。
書いてあるねえ!
カーブの手前でアクセルを離し、ブレーキをかけ…。
ハンドルをきると同時にアクセル!!!!
できる…できるぞ…!
マリオカートの簡単なドリフトに慣れ切った私にはちと複雑ですが、それでも感覚でできるようになるくらいな難易度。
ドリフトの後に滑ったタイヤを元に戻す復帰作業が必要なので簡単すぎず…面白いですね。
これがレースゲームというものか…(今更)
ドリフトを覚えれば、上級とT.T.もなんとかクリアできるレベルまでは上達…!
まあ画像を見ればわかる通り、1周目のリードを2,3周目で食いつぶしながらなんとか取った1位ですがね!
全てのコースを1位でクリアするとエンディングが。
そして最後には「LET’S PLAY EXTRA GAME!」の文字。
へ、へえ~…。
EXTRA GAME
やってやろうじゃねえかよ この野郎!
ということで、エンディング後にはそれぞれの難易度の逆走という形でエクストラコースが追加されております。
中級からは闇夜が追加され、夜になるとかなり見え辛くなったりなどの難易度上昇が図られますね。
なんとな~く記憶していればなんとな~く何とかなる程度ではありますが。
そして上級は何よりライバルが速い…!
いい感じに走っても1位が見えずに終わるくらいには勝ち筋が見えず…後回し。
T.T.は本来ライバルカーとの一騎打ちになるのですが…エンディング後は謎の黒い車が出現。
唐突に表れ、ときには止まったりして舐めプで煽ってきやがります。
どうやらリッジレーサーシリーズではおなじみの存在のようで、通称デビルカーとかなんとか。
最強の能力値を誇るマシンで、勝利することで使用可能になります。
…そういえばチョロQの最強のパーツもアクマシリーズだったなあ…みんな悪魔好きだよね。
正直上級よりも1人と舐めプが入っているデビルカー相手の方が上級よりもやりやすいと判断。
デビルカーを手に入れてゲームバランスを崩壊させてやるぜ!!
…と言ったはいいものの、苦戦も苦戦。
一時はMTや裏技紛いのテクニックに手を出さねばならぬかとよぎったり、あまりの勝てなさに2か月ほど寝かせてみたり…(現実逃避)
結局数か月置いてプレイしてクリア。ノーミスならATでも勝てるという事が分かりました…!
ゴール前に油断すると抜かされるので、しっかり後方の車の進路を塞いでおこう…!(1敗)
そしてこれがデビルカーの実力よ!ほぼ全てがカンスト…!
CPUはこんなマシンでイキってやがったんですねえ。
こちらは比較用の初期マシン。
さて、上級エクストラに殴り込みますか…。
と、思いましたが…これは…曲がりすぎィ!!
ハンドリングが良すぎて別ゲー過ぎる…!
マリオカートで無理矢理例えるとドリフトバイクとハングオンバイクくらい違う…!
その後もガンガンとぶつかりまくり…。
1位でゴール…。
…デビルカー…恐るべし…!
感想
迫力のあるグラフィック
ポリゴンには時代を感じるものの、青い空やトンネルのライト、それぞれの彩度の高い景色が流れていくスピード感はとても魅力的です。
また、それぞれのオブジェクトが荒いからこそ存在感があり、迫力のあるグラフィックが味わえますねえ。
本作は30FPSとなっているので、60FPSであるアーケード版の動画を見てみると少し物足りなさを感じたりしますが…。
この辺りは少し先のシリーズ作品の「R4」に付属している「ハイスペックver.」で改善されたものが遊べるので、そちらを見ると進化が感じられるかも?
イケイケなBGM
レースゲームといえばノリノリなBGM…このゲームも例に漏れず、クオリティの高いBGMが揃ってます。
開始直後には画面下部に曲名が表示され、意識して開発されているというのが分かります。
また、メニューからサウンドテストを開けるほか、このゲームのディスクはそれ自身が音楽CDとしても機能するため、サントラのように楽しむこともできたり。
プレステの初期のソフトによくある感じのやつですね。
退屈させない操作とコースデザイン
曲がりにくいときはただドリフトを使えばいいのかといえばそうではなく、連続したカーブではきちんとハンドリングで曲がる必要があったりなど、考えてコーナリングをしなくてはいけません。
ドリフトに関しても「滑る」という感覚が強く、ハンドリングによる制御が大切…!
ただそれらが難しいわけではなく、少し意識すれば抜けられる程度のものではあるので…繰り返すことで気持ちよくコースを走り抜けられるようになりますね。
この辺りはさすがアーケードゲーム…といったところでしょうか…(よく分かってない)
セーブはでき…ない?
基本的にセーブ/ロードはベストタイムに限られるようで、各コースのクリア状況やマシンの開放状況は特にセーブしてくれないような…。
なので隠しマシンが使いたければ毎回ギャラクシアンをクリアしたり、T.T.でデビルカーに勝利したりしなくてはならない…ほんとかい?
まとめ
冒頭に述べた通り、レースゲームというものに対しては苦手意識のようなものを持っていたのですが、コツをつかめばとても楽しめるゲームでございました!
本当はMT操作で鮮やかに…という事もやりたいのですが、これは今後の課題という事で…(問題の棚上げ)
続編だとスタートダッシュにギアチェンジを使うみたい…?
昨今のリアルなレーシングゲーム…というかリアル寄りのゲームには無い彩度の高さ…原色感のあるグラフィックの中を駆け抜けるのはとても気持ちがいいし、当時のゲームでしか味わえない感覚かもしれません。
ではまた!
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